中部経済新聞2009年10月2日記事

【記事内容】
インターネットビジネスのアクセス・イノベーションは、中国人観光客誘致を促進するためのコンサルティング事業に乗り出す。中国国内の観光情報サイトを活用した情報発信や、中国人が愛用しているデビットカード「銀聯(ぎんれん)カード」の利用環境整備などをサポート。関連事業に取り組む2社とのタイアップにより、8日に初のセミナーを開催し、東海地区の観光関連企業に利用を呼び掛ける。

同社は今年5月の設立。加藤社長は長くインターネットビジネスに携わっており、これまでの経験を生かしたホームページ制作やウェブマーケティングに取り組んでいるが、新規事業として計画しているのが中国関連ビジネス。

6月ごろから準備を重ね、第1弾として中国人観光客の誘致促進支援に着手する。
内需拡大が迫られる中で、外国人観光客の誘致は重要な対応策のひとつ。

中でも期待が高いのが中国からの観光客で、推奨する誘致促進の手法のひとつが中国国内の観光情報サイトの活用。
「日本に訪れる中国人観光客は40代以降の人が多く、インターネット世代と重なる」(加藤社長)とし、事前にネットで情報収集するケースが多いことから、現地サイトの活用、中国語のサイトの制作、検索上位表示などに取り組む。
銀聯カードは、買い物時点で代金が口座から引き落とされるデビットカード。

通貨元の持ち出しには制限があるが、同カードを用いればそれを超える金額の買い物が可能であり、活用してもらうための環境整備をサポートする。
8日に行う「中国インバウンドマーケティングセミナー」は、中国での商標登録などを支援するSBIチャイナブランディング、中国の検索サイトのバイドゥと計画。

午後2時から、名古屋市中村区名駅4のミッドランドホールで開催する。